ミノキシジルと同等効果で副作用なし!話題の成分M-034とは?

ミノキシジルの効果は?

ミノキシジルの作用について現在明らかになってきた効果は①血流増加②毛母細胞の活性化③毛母細胞のアポトーシスと抑制する。という3つになります。

ミノキシジルはもともと高血圧患者のための血圧降下剤(内服薬)として開発されました。血管を拡張する働きがあることから血流がよくなり、血圧を下げることができます。

その後AGA治療薬として確立されましたが、日本では外用薬としてのみ使用が認められています。日本皮膚科学会における男性型脱毛症診のガイドラインがありますが、ミノキシジルはAGA治療薬のランクでA判定とされています(Aが一番上位)。内服薬のフィナステリドも男性型脱毛症に対してはAランクに分類されています。

その他にもAGA治療薬として耳にするt-フラバノンやアデノシン、サイトプリン・ペンタデカン、ケトコナゾールなどのAGA治療薬のための成分がありますがどれもC1、C2ランクとされています。C1は行うことを考慮してもよいが,十分な根拠がない、C2が 根拠がないので勧められないというランクという判断です。

M-034の効果は

M-034は残念ながら上記のガイドラインには掲載がありません。M-34は育毛剤のチャップアップやブブカに含まれている成分です。その成分を製造しているのはどちらも同じ会社で株式会社天真堂という会社になります。

天真堂はOEM(original equipment manufacturer)専門の会社です。OEMとは他社ブランドの製品を製造するということで、受諾製造をしているということになります。そのため、チャップアップもブブカも成分の製造会社が同じなのです。

ちなみに、ブブカの販売会社、M-34を開発会社は株式会社T.Sコーポレーションという会社になります。

このM-034は海藻エキスです。モズクやワカメなどのぬめりに含まれる成分でミノキシジルと同等の発毛効果があると考えられています。ホームページ掲載の情報によるとヒト毛包由来の外毛根鞘細胞(毛球部を包んでいる毛包組織をおおっている細胞)の増殖を促進されるといわれています。

外毛根鞘細胞は、毛髪の支持や毛母細胞の元となる細胞が存在しているため、発毛においては非常に重要な細胞であると言えます。またヒアルロン酸と同じ高い保湿力がある成分でもあり、髪だけでなく、頭皮の保湿にも効果があると考えられています。

M-034はミノキシジルの代わりになる?

M-034を使用していればミノキシジルは不要かという判断は現在はできません。もちろん、製造会社のデータとしてはミノキシジルと同等のもしくはそれ以上の効果があるというデータが記載されていますが、実験における人数や、方法、データの取り方などが一切記載されていないため、医学的に判断ができないのです。

これに対し、ミノキシジルは開発過程おける研究成果の文献があるほか、ミノキシジルを使用した商品を製造販売している大正製薬では、研究成果である論文内容もホームページから閲覧することができます。

論文として発表することが製品の保証となるわけではありませんが、文献として学術誌に掲載されるためには実験の組み立てやデータの採取、解析方法が技術的にも信頼でき、質の高いものでなくてはなりません。そういった意味ではM-034はミノキシジルにはまだ及ばないと言えるでしょう。

しかしM-034には天然素材の安全な物質であり、副作用の心配が無いというメリットがあります。特に子作り中の男性や小さな子供がいるパパ、そして高血圧など持病を抱えている男性は副作用の無い医薬部外品の育毛剤を使用してる人が多いですね。

ちなみに、男性におすすめの育毛剤にも記載されているように、現在人気の医薬部外品の育毛剤はM-034を配合しています。リアップなどミノキシジル配合の医薬品の育毛剤が使用できない男性は、M-034配合の医薬部外品の育毛剤を選ぶ人が多いということですね。

ミノキシジルは女性のびまん性脱毛症にも効果ある?

女性のびまん性脱毛症とは?

びまん性脱毛症の「びまん」は「瀰漫」と書き、「一面に満ちること」という意味があります。つまり、びまん性脱毛症は頭髪が全体的に脱毛してしまう脱毛症です。

男性型脱毛症をAGAと言いますが、女性型脱毛症をFAGAと言い、びまん性脱毛症もこのFAGAの1つです。
びまん性脱毛症の脱毛の仕組みは男性のAGAと似ています。

AGAの原因は男性ホルモンのテストステロンが5αリダクターゼⅡ型という還元酵素によってジヒドロテストステロン(DHT)2型に変化し、これが遺伝子に働きかけて、毛母細胞を含む上皮細胞系細胞の細胞分裂を阻害する物資を作り出してしまうことです。それによって髪が成長しなくなり、脱毛してしまうのです。

女性にも女性ホルモンだけでなく男性ホルモンが分泌されており、正常な状態であれば女性ホルモンが優位となってします。

しかし、更年期障害など何らかの原因で男性ホルモンが優位になってしまうとそれまでのホルモンバランスが崩れ、びまん性脱毛症になってしまうのです。

びまん性脱毛症になる原因とは?

びまん性脱毛症になる原因の1つとして上記に挙げた更年期障害があります。

更年期になると女性ホルモン、特にエストロゲンやプロゲステロンは激減し、男性が体内で分泌されている女性ホルモン量よりも減少してしまいます。女性ホルモンには髪の成長期を延長させたり、髪や爪、肌の健康を保つ働きがありますので女性ホルモンが減少するとその働きが落ちてしまい、ホルモンバランスが崩れ、脱毛が起こることがあります。

また、更年期障害だけでなくホルモンバランスの乱れの原因は様々です。

仕事や育児による過労・過度のストレスもホルモンバランス乱れる原因となりますし、若い女性に多い食事を抜くダイエットもその1つです。

身体の健康を無視した過度なダイエットはホルモンバランスだけでなく体の組織・臓器の機能低下をもたらし、自律神経に影響を及ぼすことさえあります。細胞に栄養がいきわたらず、体の機能が落ちて血流が悪くなれば髪も肌もボロボロになり、脱毛はもちろん、老化を早めてしまうことにもなりかねません。

びまん性脱毛症の治療法は?

びまん性脱毛症の治療にではAGAと同様外用薬ではミノキシジルが主流となっています。

ただ、薄毛専門外来でも男性の外用薬のミノキシジル含有量に比べ、女性の場合は含有量が少なめ、薄めに処方されているようです。市販薬でも大正製薬からミノキシジルを含油するリアップ(男性版)が販売されていますが、女性版のリアップジェンヌでは1%と男性の1/5となっています。

ミノキシジルはAGAにおける内服薬のフィナステリドのように男性ホルモンに関与する作用機序ではありません。ミノキシジルは発毛因子へ働きかけて発毛や毛の成長を促す作用があります。

発毛因子とは血管内皮細胞増殖因子(VEGF)、線維芽細胞増殖因子(FGF-7)などのタンパク質です。これらのタンパク質は毛の発毛や成長(細胞分裂)に関与して毛の成長を促しています。

ミノキシジルを使用することで発毛因子を産生させるため、毛の毛周期が整い、薄毛の改善につながるのです。つまりミノキシジルは女性も安心して利用できる成分だということです。

1点、ミノキシジルにも副作用があり、血圧を降下させる働きがあるため、心臓に持病があったり、血圧異常の症状がある方は使用を控えるようにしましょう。

ミノキシジルを使用したら髪が抜けた!初期脱毛の症状とは?

初期脱毛って何?

初期脱毛はAGA治療を開始後、薬の作用により起こる脱毛のことです。

AGA治療には内服薬のフィナステリド(製品名プロペシア)がありますが、この薬による初期脱毛は割とAGAに悩む方に比較的知られている情報です。日本では外用薬として使用されているミノキシジルですが、内服薬ではないにもかかわらず初期脱毛があります。

初期脱毛は薬を使用して1か月目あたりから始まる脱毛です。個人差はありますが早いと10日ほどで脱毛症状がみられる方もいます。通常頭髪の1日の脱毛量は80本程度と言われています。100本以内であれば許容範囲内です。しかし、この初期脱毛では多いと1日で数百本、300本~400本近く脱毛してしまう方もいます。

薄毛治療のために脱毛してしまうっておかしな話ですが、多くの方毛経験する事なので必要以上に心配しないようにしてください。また、個人差も大きく、ほとんど抜けなかったという方もいます。

初期脱毛が起こる理由

髪の毛に限らす毛には毛周期があります。成長期、退行期、休止期の3つに分けられ、毛はこのサイクルで生まれ、成長し、脱毛していきます。

男性の頭髪だと成長期2~6年、退行期2~3週間、休止期3~4ヶ月というサイクルで、このサイクルを約40回繰り返すと毛母細胞の寿命であると考えられています。AGAは男性ホルモンの影響によりこのヘアサイクルが乱れて起こります。毛母細胞の分裂が邪魔されて成長期が短くなってしまったり、発毛が抑制されることで休止期が長くなってしまうのです。

初期脱毛において抜けているのはこの休止期に入った頭髪であると考えられています。

ミノキシジルの使用を始めるとミノキシジルの効果により毛周期が修正され、正常な毛周期へ入ろうと毛母細胞が活動を始めます。すると休止期に入った頭髪が一斉に抜けて次の毛周期に入る準備を始めるのです。初期脱毛の仕組みは現在のところこのように考えられています。

初期脱毛はどのくらい続くの?

ただ、初期脱毛は起こるものと頭では理解できても長く続けばさらに薄毛が進行してしまうのではないかと気が気ではありませんよね。

初期脱毛はミノキシジルに限らず、他の育毛剤でも起こる方がいます。
薬が効いている証拠だと考え、中には初期脱毛が起こった方が薬の効果がよく出ていると考える医師もいらっしゃるようです。

この初期脱毛の期間は1か月~1か月半長くても6ヶ月程度と言われています。
しかし、あまりにも続くようであれば医師の診察を受けるようにしましょう。薬に対するアレルギーや皮膚炎など他の病気などは併発している可能性もあるからです。

また、フィナステリドとミノキシジルを併用している場合、それぞれに初期脱毛があり、同時に脱毛が起こるとも限りません。薬を使用しはじめたら、頭髪のチェックは毎日行うようにしましょう。

初期脱毛を乗り切るには

初期脱毛の症状が出始めたら、毛周期が修正されてきた証拠だと考え、気にしすぎてはいけません。考えなければならないのは毛周期が修正され、次に生えてきた髪をいかに健康的に保つかということです。

ミノキシジルやフィナステリドといった薬だけに頼るのではなく、食生活や睡眠時間、適度な運動など体を健康に保つことも意識しなければなりません。

高カロリー高脂質の食事生活をしていれば頭皮はもちろん油っこくベタ付きがちになりますし、毛穴を皮脂で塞いでしまうと雑菌が繁殖して毛嚢炎を起こしてしまうことも考えられます。
薬の効果だけに甘えず、頭皮環境を考えた生活を送るように心がけましょう。

また、初期脱毛がどうしても心配な様であれば防止などの隠すアイテムを準備しておくこともおすすめです。ただ、ずっと装着していると蒸れて頭皮環境が悪化してしまいかねませんので、外出時のみなど、かぶりっぱなしは避けるようにしましょう。

ミノキシジルをやめたらリバウンドするってマジですか?

ミノキシジルの作用

毛の太さや長さは毛周期における成長期の長さが大きく影響していますが、男性型脱毛症(AGA)の患者の毛周期は男性ホルモンの影響により成長期が短くなっています。毛包が小さくなって、毛母細胞がアポトーシス(細胞死)においやられて退行期へ移行してしまうのです。

ミノキシジルは血圧降下剤として開発され、血流を改善する効果があることから、以前は血行が良くなることで頭皮の血流も回復し、毛乳頭に十分な酸素や栄養素が運搬されるかだと考えられていました。

現在はミノキシジルの作用機序はすべて明らかになっているわけではありませんが、

①細胞膜のKチャネル(カリウムチャネル)を活性化させることで血流を改善する。
②発毛や細胞増殖にかかわる因子(タンパク質)の産生を誘発することで毛母細胞の細胞分裂を促す。
③上皮系細胞のミトコンドリア内膜において血管平滑筋ATP感受性カリウムチャネルを解放することで毛母細胞のアポトーシスを抑制する。

という3つの効果があると考えられています。

ミノキシジルのリバウンドとは

ダイエットのリバウンドなど、リバウンドはもとに戻ってしまったり、最悪の場合以前より状況が悪くなってしまう時に使われますが、ミノキシジルにもリバウンドがあるということは以前から話題になってしました。

詳細な臨床試験や研究が行われているわけではないため、医学的なデータではありませんが、ミノキシジルをやめて薄毛に逆戻りしたというリバウンドの話は少なくないのです。

ではなぜリバウンドは起きてしまうのでしょうか?
これについても医学的な根拠は現在ありませんが、ミノキシジルの使用をやめることで、上記①~③の作用がなくなると考えればわかりやすいでしょう。

AGAは生活習慣や疲労・ストレスなど様々な要素が原因として挙げられていますが、最も大きな要素は遺伝です。つまり風邪などのように薬を飲んで治癒するわけではなく、自分のDNAに薄毛となりうる遺伝子があるため、治癒することはありません。

その遺伝的要素をミノキシジルの作用が上回り、発毛を促進させていたため、ミノキシジルがなくなれば遺伝的な薄毛の要素は発現し放題になります。

リバウンドという言葉であたかもいったんは薄毛が治っていたような表現となっていますが、ミノキシジルの作用により隠れていただけで治癒したわけではなく、それを考えるとリバウンドという表現は正しくはないのかもしれません。

ミノキシジルはいつまで使用すればよいの?

異常のように薄毛の遺伝的要素は一生離れるものではないため、薄毛治療の終わりは自分で決めることになります。

一番大きな問題は金銭面や副作用ではないでしょうか?
毎月安くもない治療費を永遠にかけられるかどうか、薄毛治療においてどこまで改善すれば自分は満足できるのか前もってよく考えておいた方がよいですし、重篤な副作用が出れば薬はやめざるをえません。

そのように考えるとおのずと自分の発毛計画が明確になり、ミノキシジルをはじめとしたAGA治療薬の使用期間も定まってきます。

また、AGA治療薬をやめる時は医師の判断をもとに徐々に減らしていくようにしましょう。
急にやめると体への負担が大きく、脱毛が加速してしまうことにもなりかねません。

満足いくまで発毛したら、少しずつ他の育毛剤に移行するなど、発毛治療から、AGAの進行を食い止め、現状維持をできるようにうまく自分の髪と付き合っていくようにしましょう。

ミノキシジルは使い続けると耐性ができて効きにくくなるって本当?

ミノキシジルの作用とは?

AGAでは毛周期における成長期、退行期、休止期において成長期が極端にが短くなり、毛包が小さくなって退行期へ早く移行してしまったり、休止期のまま成長期に移行しなかったりするという現象が起きます。

毛髪の生育は不十分となりか細い弱々しい毛しか生えてこなくなってしますのです。ミノキシジルはその血管拡張作用により血行を促進させるほか、発毛や毛の成長を促す作用がある発毛因子や、成長因子を作る働きがあることがわかってきました。

ミノキシジルは当初、高血圧治療薬として開発されました。その後高血圧患者にミノキシジルを服用したことで多毛症になるという症例が出ることがわかり、改めてミノキシジルのAGA治療薬としての研究が始まったのです。

研究段階ではミノキシジルもプロペシアと同様に内服薬でしたが、動物実験において重篤な副作用が出ることがわかり、日本では外用薬として人認可されています。

ミノキシジルはずっと使っていても大丈夫?

ミノキシジルにもプロペシアと同様、副作用があります。
例えば血圧の持病がもともとある方では血圧の乱高下が起きて動悸や不整脈の原因となったり、甲状腺機能障害が出ることも懸念されています。

また、外用薬として肌の弱い方にはかぶれや痒み、発疹などが出てしまう可能性もあります。

もしそういった症状が出てしまった場合には医師の受診を受け適切な判断をしてもらうようにしましょう。できればAGA専門の頭髪外来や、大きな総合病院を受診した方がよいでしょう。

ミノキシジルの耐性ってあるの?

ずっと同じ薬をしようしていると、薬剤耐性菌のように、薬に対する耐性ができてしまうのではないかというような心配をされる方もいらっしゃいますが、現在そういった耐性ができてしまったという臨床データはありません。

むしろ、ミノキシジルの使用をやめることで、毛の毛周期がまた崩れてしまったり、細胞の成長因子や増殖因子の生産がなくなることで毛の発毛も促進されないことになってしまいます。

ですから1度使用しはじめたら、ある程度の期間は継続して使用し、医師の治療を受けているようであれば医師の判断を仰いだ方がよいでしょう。

ミノキシジルの服用は危険

ミノキシジルは日本では服用は認められていません。
本来は血圧を下げるための薬であり、高血圧患者でない者が服用すると重篤な副作用を引き起こしてしまう可能性があるからです。

日本以外ではロゲインの商品名で販売されていますが、薬との因果関係は因果関係は立証されていないもののロゲインの開発段階で3名が循環器系の疾患により死亡しています。

また、妊娠中の女性や乳児がいる場合はミノキシジルの使用は控えなければなりません。母胎を通じて胎児に移行したり、母乳を通して胎児に移行し、生殖器の成長が正常になされなくなる可能性があるからです。

たとえ本人が使用していなくても誤って触れてしまうことで体内に取り込まれてしまいますので赤ちゃんのためにも使用は控えるようにしましょう。

リアップだけじゃない!ミノキシジル配合の育毛剤を紹介

リアップにも含まれているミノキシジルの効果とは?

ミノキシジルの判明している効果は血流増加と毛母細胞の活性化です。ミノキシジルはもともと血圧降下剤として開発された薬のため、血管を拡張させる効果があります。つまり血流がよくなり、血圧が下がるということです。

また、ミノキシジルが細胞で代謝されると最終的にアデノシンに分解されます。アデノシンは毛乳頭細胞膜にあるアデノシン受容体に結合し、血管内皮細胞増殖因子(VEGF)が放出されたり、毛乳頭細胞で線維芽細胞増殖因子(FGF-7)など毛の成長にかかわる因子がつくられるのです。

ミノキシジルはAランク

Aランクとは日本皮膚科学会における男性型脱毛症診のガイドラインに記載されているAGA治療薬のランクです。ミノキシジルはもっとも効果が高いとされるAランクなんですね。内服薬のフィナステリドも男性型脱毛症に対してはAランクです。

その他にもt-フラバノンやアデノシン、サイトプリン・ペンタデカン、ケトコナゾールなどのAGA治療薬のための成分がありますが、どれもC1、C2ランクで、それらを使用して行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない、 根拠がないので勧められないというランクにとどまっています。

つまり現時点でミノキシジルAGA治療のためには必須であるということです。

ミノキシジルはどんな育毛剤に含まれているの?

まず、よく知られているミノキシジルが主成分の薬には「ロゲイン」があります。米国のアップジョン(現ファイザー)社が販売しています。

アメリカも日本と同様、医薬品の認可には非常に厳しい国で、認可を受けた発毛剤は外用薬はロゲイン、内服薬はプロペシアになります。

そして、カークランドはそのロゲインのジェネリック医薬品です。
どちらも日本では未承認ですが、リアップよりも価格が安く、個人輸入などを利用して購入する人は少なくありません。

その他には同じアメリカのポラリス社販売するポラリスシリーズの製品があります。
ミノキシジルを主成分としており、Liposphere(リポスフィア)テクノロジーという方法を採用しています。ミノキシジルを低分子化させ、その成分をカプセル状にすることで行こう成分を毛穴の奥深くまで浸透させる方法です。

ミノキシジルはもともと内服薬であり、頭皮からは吸収されにくい性質があります。そのため、このミノキシジルを人間の肌の細胞に近い大きさにミクロ化すれば吸収されやすくなると考えたのです。

比較的評価の高い薬ですが日本では未承認薬であり、カークランドと同様、手に入れるためには個人輸入を利用するほか方法がありません。

個人輸入は安全なの?

日本ではミノキシジル以外の商品は未承認のためどうしても他の医薬品を手に入れたければ個人輸入を利用しなければなりません。

しかし、個人輸入では医師が処方した薬ではないので、副作用が起こったとしてもすべて自己責任であり、また、どういった副作用が出るかは情報が少なく万が一の時にすぐには対処できないという危険性があります。

もちろん購入してしまったらクーリングオフはできませんし、輸入業者は医薬品に対する専門知識はないので飲み方さえも薬に対する情報は自分で集めて服用しなければなりません。

ミノキシジルよりも格安のためどうしても試してみたいという気持ちが出てきてしまうのはやむを負えませんが、使用する場合はそういった危険性をよく理解しなければなりません。

こんな人は使っちゃダメ!ミノキシジルの副作用とは?

ミノキシジルってどんな薬?

ミノキシジルはAGA治療薬の外用薬の代表ともいえる薬です。医師の処方が必要な内服薬のプロペシア(フィナステリド)と異なり、市販薬の中にも含まれています。大正製薬が製造しているリアップです。

ミノキシジルは日本では内服薬としては認可されておらず内服薬としては使用されていません。

ミノキシジルはもともとは血圧降下剤として開発された薬です。血管を拡張させる効果があるため、血流がよくなり、血圧が硬化するのです。

これがなぜAGA治療薬として確立したのかというとミノキシジルの臨床試験においてこれを服用していた高血圧患者からハゲが改善したり、多毛症の症状がでるということが報告されたからです。

これによりミノキシジルには発毛を促進する働きがあるのではないかと考えられ、創薬研究がすすめられました。

ミノキシジルの副作用

もともとミノキシジルは、高血圧治療薬であったため、研究が重ねられたとはいえ、高血圧でない方が服用すると副作用が出ることがあります。

いくつか、ミノキシジルの使用を控えた方がよい方を挙げます。

①血圧の疾患がもともとある方

例えば血圧が必要以上に降下してしまったり、それが常態化して低血圧になってしまうことがあります。外用薬ですが、血液中に取り込まれて動悸や不整脈が起きることがあります。

大正製薬のリアップの注意書にもあるように高血圧・低血圧の人、心臓又は腎臓に障害のある人は使用前に医師や薬剤師に相談するようにしましょう。

頭髪専門医で外用薬を処方してもらう場合には自分の持病や既往症は必ず申告するようにしましょう。

②甲状腺機能障害(甲状腺機能低下症、甲状腺機能亢進症)の方

これもリアップの使用上の注意に記載されてますが、甲状腺疾患により逆に脱毛を促進させてしまう可能性があります。

②アトピー性皮膚炎や肌の弱い方

中には頭皮の発疹・発赤、かゆみ、かぶれ、ふけなどが出てししまうことがあります。これはミノキシジルにおける副作用で最も多い報告があります。

アトピー性皮膚炎や敏感肌など肌の弱い方は使用に注意が必要です。

④妊娠中の方

成分が体内に取り込まれてしまうため胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。

リアップの女性版、リジェンヌにもミノキシジルは含まれていますが、日本では女性の使用における安全性が確かめられておらず、含有量は1%となっています。

ミノキシジルの服用は危険

現在日本では認可されていないため内服薬が市場に出回ることはありませんが、海外から個人輸入で手に入れることはできます。しかし、それらの薬は血圧降下剤なので、自己判断で服用する事は非常に危険です。

臨床試験でもあったように、頭髪だけでなく、体全体の毛が濃くなったり、性欲の減退やEDになる恐れもあります。

アメリカでは薬の認可はアメリカ食品医薬品局(FDA)で行われていますが、ミノキシジル含有医薬品である「ロニテン(Loniten)」についてAGA治療薬として使用してはいけないとと注意喚起しているくらいなのです。

AGA治療の外用薬ミノキシジルのスゴイ効果とは?

ミノキシジルの基本知識

大正製薬が製造しているリアップにも含まれるAGA外用薬であるミノキシジルは内服薬のフィナステリド(プロペシア)と並びAGA治療薬の2本柱とも言える薬です。

もともとは1960年代に現在のファイザー製薬によって血管拡張剤として創薬されました。血管が拡張されると血流良くなりますから血圧を下げることができるのです。

そのため高血圧患者が服用するための薬でしたが、臨床段階で患者がミノキシジルを服用していたところ、多毛症の副作用が出ることがわかりました。

このようにしてミノキシジルのAGA治療薬としての開発が始まったのです。開発段階ではミノキシジルはAGA治療の内服薬として研究が進められました。

しかし動物実験の段階で重大な副作用があり、AGA治療の外用薬として製品化されることとなりました。

現在ミノキシジルを主成分とした内服薬はロニテンがありますが、日本では未認可の薬です。中には個人輸入などで海外から手に入れようとする方もいるようですが、高血圧治療のための薬であり、それ以外の方が服用すると重篤な副作用が出てしまう可能性があります。非常に危険なことですのでおすすめは出来ません。

ミノキシジルはどんな作用があるの?

AGAになると毛周期における成長期間が短くなり、毛包が小さくなってしまうという現象が起きます。毛髪は十分成長できないため、細く短い形状になってしまいます。毛のもやしっ子の状態です。さらに休止期間が長くなり、成長期へ移行しなくなります。

肌が露出するようになり、産毛のような細い毛が散在する典型的なAGAの状態となります。

以前はミノキシジルの血管拡張作用から血流が良くなることで単純に頭皮の新陳代謝が改善され、発毛すると考えられました。もちろん血流改善の効果はあるのですが、現在はそれ以外にミノキシジルが発毛因子へ働きかけて発毛や毛の成長を促す作用が明らかになっています。

ミノキシジルの効果を詳しく知ろう!

ミノキシジルが細胞に取り込まれて代謝されるとミノキシジルサルフェートという物質に変換されます。これが毛乳頭細胞の受容体に結合すると、ATP(アデノシン三リン酸:生物の教科書にも出てきますよ!)が細胞外へ放出され、アデノシンに分解されます。

アデノシンはDNAやRNAを構成する成分でもあり、体内に広く存在している重要な働きをする化合物です。

このアデノシンが毛乳頭細胞膜にあるアデノシン受容体に結合すると血管内皮細胞増殖因子(VEGF)が放出されたり、毛乳頭細胞で線維芽細胞増殖因子(FGF-7)が産生されることで毛の成長が促されます。

他にも毛の成長には様々な成長因子や増殖因子が関与していることがわかっており、VEGFやIGF-1、HGF、KGF、FGF-5Sなどがあります。

このようにAGA治療の内服薬であるフィナステリドが発毛を阻害する物質が発現されるのを抑えるのに対し、ミノキシジルは毛の成長を促す作用のある発毛因子、増殖因子を生産させることで毛の成長期を延長させる効果があるのです。

AGAの専門クリニックでは基本的となる治療としてフィナステリドの服用とミノキシジルの外用薬を併用する方法をとりますが、これは作用の異なる薬を使用することで効果的に治療をすることができるからなのです。